先日ESIからWindows版のOpenFOAMが提供されていたので、手持ちのパソコンに入れて使ってみました。

計算の実行環境はWin7です。

 

①インストーラのダウンロード

インストーラのダウンロードはESIの「OpenFOAM for Windows」のページからダウンロードできます。

http://www.openfoam.com/products/openfoam-windows.php

スクリーンショット 2015-11-11 18.46.00

ページ中央のショートカットアイコンをクリックすると、ダウンロードが始まる。

 

②インストール

ダウンロードしたインストーラを起動してインストールを実行する。

インストーラを起動すると、下の画面が立ち上がる。

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ライセンスの確認画面。問題なければI accept ~にチェックを入れて、Nextをクリック。

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インストールフォルダの指定。特になければInstallをクリックする。

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プログレスバーが表示されるので、ちょっと待つ。

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Dockerのインストーラが起動する。Win版OpenFOAMではDockerが必要なのでインストーラに従ってインストールを実行する。

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Dockerのインストール場所を指定できる。こだわりがなければ、そのままNextをクリック。

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インストールコンポーネントを選択できる。とりあえずFull Installationにしておく。

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スタートメニューに登録されるフォルダ名入力できる。無視してNextをクリック。

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ショートカット等の設定画面。適当に選択する。

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最終確認画面が出るので、確認してInstallをクリックする。

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インストールの途中で再起動についての案内が出る。再起動してもいいように他のソフト等は落としておく。

 

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インストール完了後は以下の画面が表示される。Finishを押すとPCが再起動する。

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③起動

まずインストールしたらデスクトップに出来る「OF_Env_Create」をクリックして起動する。クリックするといくつか文章が表示された後、ウインドウが勝手に閉じる。

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OpenFOAM_Startのアイコン ※「OF_Env_Create」は一度だけ実行する。

次に、「OpenFOAM_Start」をクリックする。

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OpenFOAM_Startのアイコン

起動後、ウインドウが現れいろいろなメッセージが表示されるが、しばらく放置し、「openfoam」と表示されたら起動が完了している。


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わかりづらいが、これで入力待ちの状態

試しに「icoFoam -help」と入力すると、ヘルプが表示され、実行可能な状態であることがわかる。

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icoFoam -helpの実行結果

 

④workingDirの場所

起動後に「ls」で今いるディレクトリを確認すると、workingDirというディレクトリがある。このworkingDirはWindowsの「C:\Users\USER_NAME」とリンクしている。このディレクトリを通じてファイルをやり取りできる。

(USER_NAMEはログインしているWindowsのユーザー名)

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workingDirのなかを見るとMy Documentなどが見える

⑤Tutorialの実行

Tutolialの実行はLinuxと同じ。ただし、runコマンドは通らない。

試しにmotorbikeのチュートリアルを流してみる。

ログイン時のディレクトリで以下のコマンドを実行して、ケースファイルを取ってくる。

motorBikeのディレクトリに移動する。

Allrunを実行して計算を実行する。

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実行時の画面(Parallelで走っています)

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実行後のディレクトリ

⑥結果の可視化

このWindows版OpenFOAMからはparaviewが使えないので、ParaviewをWindowsにインストールする必要がある。(今回はParaview 4.4.0 Win64bitをインストールしました。)

【Paraview】

http://www.paraview.org/download/

ポスト処理のやり方はOpenFOAMと同じ。「paraFoam」コマンドになっれている人は馴染みがないかも知れませんが、paraviewでOpenFOAMのケースファイルを読むには「~.foam」という殻のファイルを作っておく必要があります。

Windowsでmotorbikeフォルダ下に「右クリック->新規作成(X)->テキスト ドキュメント」で「post.foam」という名前のファイルを作ります。

また、motorbikeディレクトリの「0.org」ディレクトリをコピーして「0」という名前にしておきます。(Case TypeがReconstructed Caseの場合、こうしておかないと最終結果が見れなかった)

後はParaviewでpost.foamを読み込めば表示できます。

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結果の表示

⑦アンインストール

アンインストールはその他のWindows向けプログラムと同じでコントロールパネルから削除します。消すのはOpenFoamとgitとDockerとVirtualBoxです。OpenFOAM以外でも使っている場合はアンインストール必要はありません。

必要に応じて以下のファイルも削除する。

C:\Users\$UserName\.boot2docker
C:\Users\$UserName\.ssh
C:\Users\$UserName\.VirtualBox
C:\Users\$UserName\VirtualBox VMs/boot2docker-vm

 

⑧感想

結構簡単に使えました。なお、Windows10だとなぜかうまく動かなかったです。(調査中)

WindowsでOpenFOAMやりたいという方は、試しに使われてみてはいかがでしょうか?

(11月27日追記) OpenFOAM3.0.0版が出ましたが、インストール方法は変わりなしです。