(4/5) オープンCAE勉強会@関西 まとめ

幹事の川畑です。

4/5の勉強会についてまとめます。

当日は雨がパラパラと降っていたり、急に寒くなったりして服装や体調管理に気を使う日でした。

勉強会は13名の方々が参加されました。完全に初心者の方はお一人だけでしたが、さて、何か有意義な情報をつかんでいただけたのでしょうか......。

発表はいつものように、自己紹介から個人テーマの発表へ移る関西のよくあるスタイルで進みました。

一つ目の発表のトピックスは3Dプリンタの話が印象的でした。3Dプリンタのパーツを3Dプリンタで作る、でしたか。最近は3Dプリンタもお安くなっているので、保持されているかとも多いみたいですね。勉強会でも2名の方が保持されておりました。

次の発表は、E.Moguraさん恒例のOpenFOAMのチュートリアルケースAllrun結果について。バージョンアップ毎に実施されておりますが、実行だけでなく、分析もされていて特に全バージョンとの比較はソースコードやケースの変化を探る上で重要な情報になりそうです。結果は後日Moguraさんの方で公開されるとのこと。お待ちしております!

3つ目の発表は2ちゃんねるの可視化ソフトスレについてのお話。3D可視化ソフトについては知らないソフトも多く、ParaView以外選択肢も考えさせられました。(Visitは使ってみようかと思いました。)資料はこちらにアップしております。http://www.opencae.jp/wiki/OpenCAE-User-Group(ja)

4つ目の発表はOpenMDAOのプラグインとしてOpenFOAMのラッパーを作成している話でした。OpenMDAOのGUIで最適化計算を回す際に、設定を4つほどの機能に分けてコンポーネント化し、GUIで設定できるようにするものようです。共同開発者を募集中とのこと。特に作成したプラグインのテストをどうするかについてアドバイスをいただけたらとおっしゃっておりました。

5つ目の発表は、熱流体解析をポンプ設計に使うお話でした。発表者の方は、勉強会でよくお話をいただける方で、キャビテーションや2層流についての発表をしていただいておりますが、今回は固体領域を含む熱+流体のcht解析で、境界条件をどうするかについてのご質問をされていました。特に固体領域内の流体ではなく、固体外部の流体との温度のやり取りをどうするかで、アドバイスとして外部流体の熱伝達係数を固体と外部の境界に設定する、1層だけ外部流体の層を作って計算するなどがありました。

最後の発表は計算工学ナビ(http://www.cenav.org/)の話。HPCIの情報サイトで、ここの解析事例のページにOpenFOAMのケースが掲載されるとのことでした。(要登録) 他の国プロ関係のソフトの解析事例もあるので興味がある方は覗いてみるのもいいかもしれません。

発表は参加者の方々により、充実してきていますが、一方、最近は新しい人がなかなかこないので、それをどうやって増やすかが今後の勉強会のテーマになりそうですね。

・・・・・・構造のコンテンツもがんばって増やします。ハイ・・・・・

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