第35回オープンCAE勉強会 まとめ
久しぶりに中之島開催となった第35回オープンCAE勉強会関西は15名の参加となりました。
初参加の方は3名、後は関東の勉強会に参加されている方も来られて、いつもの勉強会とは少し雰囲気が異なるかと思っておりました。
が、そこは関西勉強会、いつも通りカオスな内容となりました。
今回初参加の方は最近使い始めた方と関東に参加されていた方、後は攪拌層の計算をやりたい方でした。攪拌層の計算は関西でよく見る気がしますが今回はなかったですね。後、この季節は例年、初参加の方が出始める時期ですが、継続して来ていただけるようになると嬉しいです。
私の方からは、マグネチックスターラのプロトタイプができたので、その報告をしました。これは勉強会の実験回で使う装置を自前で用意できないかと考えてやってみました。以外と簡単で当日の朝1時間ほどでできました。(可変抵抗を一つダメにしてしまったのは報告では内緒にしました。)
また、勉強会の実験プロジェクトにコラボのお誘い。こちらは公開できるようになったら、報告いたします。
参加者発表はPENGUINITISの管理人さんから最近の調べ物のご報告。こちらはHPのほうでごらんいただけます。
後はFreeCADで作成したモデルをsimpleFoamで計算したお話。ピントルジェットというものを対象としています。
まだ、計算条件を検討中のようです。
後はextBlockMeshとblockMeshDGを組み合わせてみようとしたお話。
extBlockMeshはblockMeshに形状スナップとスムージングを追加した拡張版で、
blockMeshDGは領域の両方向にメッシュの拡大比を設定できるものです。
この二つを組み合わせてextBlockMeshのスムージングと強化今ありにメッシュを寄せよう、
という挑戦をされたようですがだめだったとのこと。
できる方法をご存知の方は勉強会までご一報ください。
また、最近流行りの電子工作で実験装置を作ろうというお話もありました。
数値計算ではありませんが、こういう発表もありかと思います。
最後はImanoさんの単独角柱周りのガス拡散ベンチマークテストのご報告。
並列演算性能が上がらなかったことについてボトルネックとなっている箇所を説明いただきました。
MPIがネックになることがあるようで、その場合はMPI周りを書き換える必要があるらしいです。大変そう……。
なんやかんやと定刻まできっちり発表で埋まりました。
発表内容も多岐に渡って関西らしい感じでした。
次回もよろしくお願いいたします。