Blenderで液滴の落下シミュレーション (ブログから記事移動)
勉強会雑用係のンマーです。
9月の勉強会告知用画像に使われている元となった動画について紹介します。
この動画はオープンソースの3次元コンピュータグラフィックスソフトウェア"Blender"の
流体シミュレーション機能を用いて作成しております。
以下、詳細です。
シミュレーションを実施する領域(Domain)は2.0×2.0×16.0とし、
液滴(Fluid)の高さは10.0、液滴の大きさは直径0.2の球状としました。
また、幹事の取り組みにあやかって、クラウンが形成できないかを
確認するためにDomainの下部に流体(Fluid)を配置しました。
条件としては重力加速度をDomainの長手方向(Z方向)に
-9.810(液滴が初期流体に向かう方向)に定義しています。
その他の設定としてはResolutionのFinalを800にしています。
計算実行マシンのスペックは次の通りです。
【雑用係私物デスクトップ】
OS:Windows7 64bit
CPU:Intel Corei7-3970X CPU 3.50GHz 6コア12スレッド(今回の計算は8スレッド使用)
グラフィックボード:NVIDIA GeFORCE GTX 560
メモリ:4GB×4
計算時間は15分ほど。
Blenderの要求メモリは765.94MBだったので
もう少しResolutionを挙げても良かったかもしれません。
実施してみて以下の問題点がありました。
【問題点】
・初期配置の流体が波打つ
・落下中の液滴が複数に分かれる(動画では3つの塊に分かれる)
適当に実行してみましたが課題が残ってしまいました。
液滴落下は幹事様の得意分野ですので、
この後の検討についてはおまかせしようと思います。
私的には見た感じクラウンのようなものが
現れているように見えますがいかがでしょうか?
(雑用担当 ンマー @mmer547 )