第37回 オープンCAE勉強会@関西 開催報告

4/25の勉強会はいつもと違いました。壁際でガサガサと何かの用意をする幹事。それを無視して進んでいく勉強会。

そう、今回は会場で実験をやってみました。

2015-04-25 15.13.18

会場の端に集まる参加者

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ドライアイス準備中

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今回は自作の風洞×2とマグネチックスターラが登場

実験は以前作ったAhmedモデルを新型の風洞に入れて挑戦。今回は手製のレーザーシートで可視化したので以前あげたものよりも、きれいに物体周りの流れを見ることができました。(手製のレーザー可視化に使用したのはコレみたいです。)

バタバタとやってしまいましたが、それなりに興味を持っていただけたようでよかったです。実際手を動かして、何かをやってみるというのは意外と楽しく、勉強になることもあります。ご興味がありましたら、ぜひアクリル板とファンをお買い求めください!(おすすめしません)

 

発表のほうは、H_Tsubota様よりFreeCADのFEMモジュールの使い方についてお話がありました。ソルバ部分はCalculixが使われており、今開発が盛んなモジュールらしいです。ただ、拘束条件は完全拘束のみ、メッシュはテトラのみのようです。これからの開発に期待ですね。

先日公開したAhmedモデルの実験データを使用した計算についての発表もありました。LES計算をしたかったそうですが、うまくいかなかったというご報告。理由を聞くと、STLデータを使用してSnappyでメッシュ作成→foamToSurface→cfMeshという手順を踏んでいて、cfMesh実行時にメッシュがガタガタになったとのこと。

個人的にはsnappyの時点でメッシュが細かく、cfMeshの設定がどうも粗くなっていたようなので、サーフェースからcfMeshを実行したときに、メッシュがかけたのではないかと思いました。思い当たることがありましたら、コメントにて教えていただけると助かります。つまづいたことについて、勉強会で質問いただくと、以外に回答をいただけることがあります。

後は、yotakagi77より混相流ソルバについてのご紹介がございました。SURFERというコードはF77で書かれているらしくVOF法のコード。PARISというコードはVOF法+Front−tracking法のコードで構造格子を使って計算するようです。後はBasiliskという編微分方程式を計算するフリーソフト。勝手なイメージですがFreeFEM++みたいなものかと思っています。

また、オープンCAEを超特急で習得する勉強プランについてという話もありました。OpenFOAMはまず、学会の日本後翻訳マニュアルを読んで手を動かしてみる、でした。

Salome-Meca(Code-Aster)はココからですね。間違いなく。非常にお世話になりました。まあ、個人的にはCode-Aster習得の近道はフランス語の勉強だと思ってますけど・・・・・・。

あ、講習会のほうは無難に終わりました。メモリの制限が一番きつかったですね。4GBでも割り振りを間違えると大変なことになりました。後はHDDが足りないという方もいらっしゃいました。今回発生した問題、いただきました質問は次回以降に役立たせていただきます。

 

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

 

【動画・(注)重いです

スターラ攪拌(高速)

スターラ攪拌(高速:横)

スターラ攪拌(低速)

参加者の方の私物(角柱の代わり)

 

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